結局モービウスはどの世界線?
ここからは考察ブロックに入ります。
1番気になるのはやはりモービウスの世界線がどの世界線に属するのかということ。
分からない人のために軽く説明すると、マーベル映画にはマーベルが製作を手がけるアベンジャーズなどのMCUシリーズとソニーが製作を手がけるヴェノムなどのSSUシリーズが存在します。
モービウスはソニー製作だったためSSUシリーズに属するものと言われていたのですが、いざ予告編をみると中にはMCUシリーズに登場するスパイダーマンとかつて戦ったヴァルチャーを演じるマイケル・キートンがガッツリ姿を見せているではありませんか。
となるとソニーとクロスオーバーするMCUなのか?と思ったらヴェノムの名前が主人公の名前から飛び出したり、アメイジングスパイダーマンに登場するオズコープ社が出てきたり、背景の壁に初代のスパイダーマンが描かれていたりと色んな世界のヒントが散りばめられていてパニック状態に。
早くも予告の段階でファンの中ではモービウスはどの世界線に属するのかの話題で持ちきりになっていました。
さて話を戻します。
結論からいうとモービウスはSSUの世界線かつアメスパの世界になっているのではないかと思います。
まずは問題のエンドクレジットシーン、NWHで見られた空が紫色に亀裂が入っていくシーンがこの映画でも見られました。その後、ヴァルチャーことエイドリアン・トゥームスが空室の監獄に姿を現します。彼はやがて釈放され、街から離れた人気のない場所でモービウスと合流をします。
そして”どうやってここに来たかは分からないが恐らくスパイダーマンと何らかの因果関係がある”、”俺らのような奴らが集まってチームを組むべきだ”とモービウスに話しかけます。
これに対しモービウスは”興味深い”と一言だけ呟き幕を閉じます。
この会話でよぎるのはやはり『シニスターシックス』の存在ですよね。
まずは予告編で示されていたヒントを1つずつ拾っていきます。
壁画のスパイダーマン
予告編に登場していたトビー・マグワイア演じる初代スパイダーマンの絵ですが、
これ結局本編には登場しないというとんだすっぽかし。
なにか事情があってのカットなのか、単なる客寄せなのか、いずれにせよ残念な結果です。
オズコープ社
アメスパには登場していてMCUには存在しないオズコープ社、
結局これも本編では言及されず真相は分かりませんでした。
デイリービューグル
本編に出てくる新聞がヴェノムにも登場した同じデザインのデイリービューグルであることからヴェノムの世界線という風にも言われていましたが、結局これも言及はなく真相は謎のままでしたね。
ちなみにこの記事には”サイの脱走”という記事もあり、アメスパ2に登場するヴィランを連想させたり、”ブラックキャット 味方か敵か”という記事もありこれも原作に存在するヴィラン、ブラックキャットの登場を示唆しているものと考えられています。
ヴァルチャーの登場
さて目玉(?)のヴァルチャーの登場ですが、今回でわかったのは元々この世界にいるヴァルチャーではなく、MCU系列のヴァルチャーがモービウスの世界に飛んできたということです。
ただ謎なのはストレンジの呪文の失敗はピーターパーカーがスパイダーマンということを知っている人をこの世界に呼び寄せたというものだったのにも関わらず、元々MCUの世界にいたヴァルチャーは別の世界に飛ばされているという点です。
と、なるとですよ、元々MCUの世界の住人も飛ばされている可能性も出てきます。
例えばトニーの奥さんペッパーポッツやハッピーというのも飛ばされないと辻褄が合わないんですよね。
ただそんなややこしいことをするようにも思えないのでご都合主義でヴァルチャーだけ、願わくば死ぬ前のミステリオのみが登場するのかもしれませんね。
モービウスがSSU &アメスパの世界線である根拠
さて冒頭で示したモービウスがSSUの世界線かつアメスパの世界線である理由なのですがこれは複数あります。
1つはモービウスのヴェノム発言、
これはもう単純にモービウスの世界ではヴェノムはすでに知られた存在である可能性が高いということです。ただモービウスが個人的に知っている可能性もあるのでこれは一概には言えないですね。しかもこれは俳優ジャレッド・レトのアドリブらしいので実はただの遊び心なだけかもしれません。
2つ目はオズコープ社のロゴ、
これはアメスパに登場しているロゴと全く同じものであるためその可能性が高く考えられます。
3つ目、ヴァルチャーの翼が進化しているという点。
ラストに翼付きでついにヴァルチャー姿で現れたシーンですが、これはかなり謎が多いです。
このヴァルチャースーツはよくみると、ホームカミングで使用していたものよりも新しくなっていることがあります。そしてそもそも一体どうやってこの翼を手に入れたのかという疑問もあります。
この謎を唯一解決してくれるのがアメスパ2のラストに登場した謎の男の存在です。
この謎の人物はドクターオクトパスやライノのスーツ製作を裏で手引きをしていると思われる男ですが、この男がヴァルチャーに近づいて組織への加入を誘ったと考えると辻褄が合うのではないでしょうか?
新スーツの開発と提供をできる、かつ元々スパイダーマンを消そうとしていることを考えると利害も一致します、つまりSSUの世界線でシニスターシックスに向けて話が進んでいる、
かつアメイジングスパイダーマン3の製作が今後進む展開が期待されます。
しかし原作で知られているようなシニスターシックスメンバーではなく、全くの新しいメンバーになるかと思います。そのメンバーの予想だったりシニスターシックスについてもっと詳しく考察をした記事をこちらで取り上げていますので良ければ読んでみてください!
となってくるとスパイダーマン1人では苦しい戦いになるので他のスパイダーマンやマイルズの登場も期待しちゃいますよね。ともあれ今後もSSUから目が離せません。
まとめ
改めてモービウスを見終えての感想になりますが、
特につまらないという印象はなく最後まで楽しめる作品でした!
批評家たちのレビューであったような酷評というのはあまり共感できるものではないですが、
まぁ確かにひねりがなかったりストーリーがシンプルだったりと今までのマーベル作品に慣れている人からすると今ひとつ物足りなさは感じるかもしれません。
実際エンディングやポストクレジットシーンはあまり納得はしていませんw
ただ新キャラの紹介映画としては良作だったと思いますし、ヴェノムなどの他キャラクターとのクロスオーバーもあると思うので今後徐々に盛り上げてくれることを期待しています。
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